今回は、思いつきで思いついたことだけを文章にしてみます。当然、調査もシュミレーションもありません。もしかしたら、文献レベルで調査するかも知れませんが期待しないでください。
ということで、世の中にはうどん派とそば派がいるようです。当然、どちらでもよい派とどちらもだめ派、さらに、うどんかそばかと聞いているのにラーメンだのきしめんだのと言う人がいますが、これはおいておき、うどんかそばかで話を進めましょう。
個人レベルでうどんかそばか、ということもありますが、今回は集団レベルで考えていきます。ちなみに私は圧倒的にうどん派です。うどんに飽きたときだけそば、という感じです。
どちらも日本的な食べ物です。ルーツについては本題ではないので省くことにします。古くから「年越しそば」「引っ越しそば」など、そばは何かにつけて使われるようですが、うどんについては特に思いつきません。ということで日本全体としては「そば派」ということになるのでしょうか。
例えば香川県。明らかにうどん派です。これは誰がどう見てもそうでしょう。長野県あたりはそば派でしょうか。このように、県レベルでうどんかそば、どちらかに偏っている傾向があるようです。そう言っても愛知県はきしめん派？。それと、地方からの人が集まっている東京あたりはおそらく混在しているのでしょう。
ということで地元に話をもってくるわけですが、石川県は私の感じる限りうどん派だと思います。まず、金沢を中心にうどん屋さんのチェーン店（百万石うどん）がありますが、そば屋のチェーン店はあったでしょうか。また、駅でも「白山そば」という看板がありながら明らかにうどんを食べている人の方が多いと思います。さらに、定食でうどんかそばかを選ぶことができるところがありますが、８割方の人がうどんを選んでいるような気がします。また、「うどん定食」というメニューがある店でも「そば定食」というものはありません。（ただ、「うどんが切れているからそばでもいい？」と言われたことがあった。）余談ですが、金沢独特のうどんの具は「金箔」です。といっても私もうどんとしては食べたことがないのですし、どこで食べることができるか分かりません。どうも体の毒と一緒に出て行くらしいので体にはいいらしいです。
また、地元でおいしいと有名なうどんは、北陸自動車道の徳光PA。そばについては聞いたことがありません。昔某チェーン店で100円うどんというものがありましたが、そばについては聞いたことがありません。以上により、石川県はうどん派と決定。ちなみに、そばについては知りませんが、石川県・富山県あたりまではうどんのだしは薄口が好まれます。ただし、本場の関西、特に下関との比較でより若干濃い場合もなきにしもあらず。しかし、あくまでも薄口派です。（でも、下関でもっと薄いだしを見たときは本当に石川県は薄味なのだろうかと、心配になりましたが、長野あたりで確実に石川県は薄味であると確証しました。本当はどっちなのでしょうか。人それぞれでしょうね。西の人は濃いと思うし東の人は薄いと思うし。）
個人的には薄口派です。母親が北海道の出身のため家では濃口が多いのですが、やはり薄口だとほっとします。一般的に西が薄くて東が濃い、ということですが、先日青森駅前の「市場」の中で食べたうどんは、どうも薄口のようでした。金沢より若干濃いかな、と思ったのですが、自分の中では薄い方に分類されます。人によっては濃い方に分類される方もおられると思います。また、西の方の方でどうしても濃いだしに耐えられないという方、生卵をのせる「卵うどん」にすると、若干薄く見えると思います
今庄そばが有名です。福井駅の「今庄そば」ではなく、本当に今庄町のそばが有名です。遠方から来る人の間で有名な店は、実は地元の人は行かないらしい、もっとおいしい店がある、という話も聞いたことがあり、また、そば屋のチェーン店があるほどで、やはりそば派なのでしょうか。ただし、私がかつて通っていた「福井県立大学」の学食では明らかにうどんの方が売れていました。うどんが170円でそばが230円、しかも、そばの方が時間がかかる、さらに県外の人が多い、ということから、参考にならないかも知れません。
先日、盛岡駅での話、いつもの通りうどんを頼みました。よく見ると周りはうどんを頼む人がほとんどおらず、皆さんそばなのです。そのうえ「うどんは少し時間がかかるよ」と言われる始末で、どうもうどんを頼む人は例外のようです。
この文章を書くために、一応Yahooで、調べてみました。検索のところで「うどん」と入れ、そして絞り込み検索として１字空けて「そば」と入れました。出てくるものは「地域情報」としての「うどん屋そば屋」中心だったのですが、説明文が県ごとに「うどん そば」となっているものが多い県と「そば うどん」となっているものが多い県がありました。これで県ごとに分類できるのか？と思いましたが、よく考えるとこの説明文を書いているのはサイトの作者ではなくYahooの人です。ということで、この「うどん そば」と「そば うどん」の違いは県ごとのものではなく、Yahooの担当者次第だったようです。Yahooの中でもうどん派とそば派がいるようです。
おそらく、麺メーカではこのあたりの詳しいデータ、だしの濃い薄いをどこで区切るかのデータがあると思われます。（昔、富山と石川でカップ麺のだしの濃さを変えているという話を聞いたことがある。）コンビニあたりでじっと見てみると分かるかも知れませんね。一般人が調べるには、うどんとそばの消費量を県別に比較すればよい、ということにもなります。政府の「家計調査」でこのあたりまで調べているような気もしないし、その他データがあるのだろうか、「工業調査」あたりを詳しく調べると出てくるかな、でもそれは生産量だろうかという疑問と、例えば福井県で嶺北・嶺南という明らかに文化圏の違うところは反映されない、ということもあります。もしかすると、駅のうどん屋さんでのメニューの書き方で分かるかも知れない、とも思ったりします。この件についてはこれ以上調べずに、放っておくことにします。以上です。このあたり何か発展される奇特な方がおられましたらどうぞ。